林業初心者が最初にそろえる道具一式!現役木こりの安全装備チェックリスト

どうも北海道で木こりやってるごんたです

林業を始めたいけど何を買えばいいか分からない!?

そう思っていませんか?

ネットで調べるとヘルメット単体のレビューや、安全靴だけの記事は出てきます。                         でも「結局、全部でいくら必要なのか」に答えてくれる記事はほとんどないんですよね!!

私も1年目、同じところでつまずきました                                           何を優先して何を後回しにするか分からず、痛い目にも遭いました。

この記事を読めば初心者が最初にそろえるべき道具が11点は総額がいくらか?全部分かります。                    15年間、現場に立ち続けてきた実体験ベースで話します。

初心者が最初にそろえる安全装備は11点、総額の目安は約7.6万円です。                                 ここをケチると、大怪我をします

目次

結局、林業初心者は何をそろえればいいの?

結論から言います

最初にそろえるべき道具は4カテゴリ11点です

  • 安全保護具(6点):ヘルメット・イヤーマフ・保護メガネ・防護ズボン・安全靴・防振/耐切創手袋
  • 作業着(1点):季節対応の作業ウェア
  • メンテ・消耗品(3点):目立てヤスリ・混合ガソリン携行缶・チェーンオイル
  • 応急対応(1点):応急処置キット

この11点で総額はだいたい7.6万円です

チェーンソー本体はあえて含めていません。                                        理由は単純で最初の現場は会社支給かレンタルで十分だからです。

自腹で最初にそろえるべきは、命を守る道具から。                                       チェーンソー本体は後回しでいい!! これが15年やってきた私の結論です

2011年、防護ズボンをケチって死にかけた話

2011年の夏の林業1年目の話です

当時の私の手取りは、月18万円でした。 防護ズボンの値段を見て、目を疑いました。 16,000円

高い!!と思いました。 普通の作業ズボン、3,000円のもので十分だろうと。                          先輩には「ケチるな」と言われましたが無視しました。

結果入って2週間目 下刈り作業中、チェーンソーの刃先が太ももをかすりました。

普通のズボンなら間違いなく切れていました。                                         実際は擦り傷で済みました。

理由は簡単です                                                      その日だけ、たまたま先輩から防護ズボンを借りていたから。

自分のズボンだったら太ももに一生残る傷跡があったと思います。                               16,000円をケチった代償は、その何十倍にもなっていたはずです。

これが私が今でも防護ズボンを一番に勧める理由です

  • → 同じように装備をケチって痛い目に遭った同僚の話はマダニ対策の記事でも書いてます

装備をケチると、現場で何が起きるのか

装備を全部そろえなかったらどうなるんですか? よく聞かれます!

答えは単純です

林業の労働災害発生率は全産業平均の10倍前後と言われています

死亡災害率も建設業よりさらに高い水準です

装備1点をケチって浮くお金は数千円から1万円程度。                                   一方、労災で1週間現場を離れると日当換算で5万円以上の損失になります。                            大怪我ならその職を続けられなくなることもあります。

安い装備で浮く数千円と大怪我で失う数十万円                                                     天秤にかける話ではありません。

→ 労災保険の話はこの記事の後半あると安心な2つで詳しく解説します。

安全保護具編|まず命を守る6点

命に直結する道具から先に買ってください!!!                                          優先順位も添えました

優先順位アイテム価格目安選ぶ理由
1防護ズボン(チェーンソー対応)16,000円太もも・すねの切創を防ぐ。私が一番後悔した装備
2安全靴(防振・耐踏抜き)14,000円丸太の落下・釘の踏み抜きから足を守る
3林業用ヘルメット(顔面シールド付き)9,800円落下物・跳ね返り枝から頭部と顔を保護
4防振・耐切創手袋2,800円チェーンソーの振動障害を防ぐ。白蝋病対策
5イヤーマフ3,500円チェーンソー騒音は100dB超。難聴予防
6保護メガネ1,800円木くず・粉塵から目を守る

小計:48,900円

作業着・消耗品編|現場を快適にする5点

命には直結しないけど、これがないと現場が続きません。

アイテム価格目安ポイント
季節対応作業ウェア(夏は空調服・冬は防寒着)18,000円北海道は夏冬の寒暖差が激しい。1着で通そうとすると絶対に後悔します
目立てヤスリセット2,200円チェーンソーの切れ味は目立てで9割決まる
混合ガソリン携行缶+計量ボトル2,500円混合比を毎回目分量にすると、エンジンが早死にします
チェーンオイル1,200円ケチると刃とバーの寿命が縮む
応急処置キット(止血帯含む)3,800円山奥は救急車が来るまで平均30分以上かかります

小計:27,700円

  • → 空調服の実際の使用感は、別記事で詳しく書いてます↓

総額シミュレーション|最低限セット vs しっかりセット

セット内容総額目安
最低限セット安全保護具6点のみ約48,900円
しっかりセット安全保護具6点+作業着・消耗品5点約76,600円

私の結論はしっかりセットから始めることです!!

理由は、防護ズボン以外の道具も、後から買い足すと結局同じ金額になるからです。 むしろ最初にまとめて買った方が、送料も手間も1回で済みます。

給料1回分あれば、しっかりセットは用意できます。                                      1年目の自分に言ってやりたいです。

あると安心な2つ|保険と身体のケア

道具じゃないけど、これも装備の一部だと思ってます。

労災保険(特別加入)

林業の個人事業主・一人親方は、通常の労災保険の対象外です。 特別加入という制度を使わないと、現場でのケガが全部自己負担になります。

年間保険料の目安は、24,000円前後。 月に換算すると2,000円です。

これを払わずに現場に出るのは、シートベルトなしで高速道路を走るようなものです。

腰・骨盤のケア

15年やってきて、一番ガタが来たのは腰です。

チェーンソーの重さ、中腰の姿勢、丸太の運搬。 林業は全身、特に腰と骨盤に毎日負荷がかかる仕事です。

コルセットは現場でかさばるし、蒸れるし、動きにくい。                                    私は今、理学療法士が開発した骨盤ケアインナー「DERIT TECH」をインナー感覚で着けて作業してます

24時間着けたままでも違和感が少なく、締め付けもありません。                                    装備の優先順位としては後回しでいいですが、5年後10年後も山で働き続けたいなら、早いうちから体をケアする発想を持ってほしいです。

まとめ|今日から準備できること

  • 最初にそろえるべきは、安全保護具6点。防護ズボンが最優先
  • 安全保護具の小計は約48,900円、消耗品まで含めると約76,600円
  • チェーンソー本体は最初は会社支給・レンタルでいい
  • 労災保険(特別加入・年間約24,000円)は装備と同じくらい大事
  • 装備をケチって浮く数千円より、大怪我で失う数十万円の方が重い

まずは防護ズボンと安全靴                                               この2点だけでも今週中にそろえてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 装備は中古で揃えても大丈夫ですか?

防護ズボンと安全靴は新品を勧めます。

繊維の劣化やソールのすり減りは見た目で判断しづらく、いざという時に性能が落ちている可能性があるからです。 ヘルメットや手袋は、状態が良ければ中古でも問題ありません。

Q2. 一番最初に買うべきものは何ですか?

防護ズボンです。

私自身が一番後悔した装備であり、太ももの切創は林業の労災で最も多い部位の1つです。

Q3. 女性でも使えるサイズはありますか?

安全靴・防護ズボンともに、女性用サイズを展開しているメーカーが増えています。

男性用の最小サイズだと足首やウエストが余りやすいので、女性用ラインナップを先に確認してください。

Q4. 総額7.6万円は一度に用意しないとダメですか?

いいえ。

防護ズボン・安全靴・ヘルメットの3点(約39,800円)を最初の給料日までに、残りは1〜2ヶ月かけて揃える人が多いです。

Q5. 会社に就職する場合も自分で買う必要がありますか?

会社によります。

就業前に支給品と自己負担品の一覧を必ず確認してください。 手袋や保護メガネなど消耗品は自己負担になるケースが多いです。

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