マダニに刺された！咬まれても気づかない山ダニ対策&対処法 

夏場の山仕事で絶対出会うダニ。
布団やカーペットにいる家ダニとは違う、いわゆる「ヤマダニ」です。

草むらや葉の裏によくいるので、犬猫がよく咬まれているイメージですが、
山中や草むらを主戦場とする林業従事者もよくダニにやられます。

今回はそんなダニとの闘いについて語ります。
途中ダニのリアル画像が出ますので、苦手な方は見ない方がいいです！

マダニに刺された！どうすればいい？！

病院に行くのがベスト

マダニは感染症の原因にもなるので，早めに病院に行ってとってもらうのがベスト。皮膚科や外科で処置してもらうことができます。

マダニは接着剤のようなものを出しながら皮膚にめり込んでいるので，素人が取ろうとするととても大変です。素手では絶対取れません！（経験者は語る）

しかも，体だけが取れてしまい口が皮膚の下に残ってしまうとそこから化膿することも！病院に行って確実に取ってもらうのがベストです。

24時間以内に取り除く

マダニに咬まれてしまったのに気づいたら，できるだけ早く取り除きましょう。勝負は24時間以内です！

なぜなら24時間以上経過してしまうと，マダニが出している接着剤がガッチリ固まって取れなくなってしまうからです。マダニの接着剤はセメントのようなもので，医療用接着剤としても研究が進んでいる超強力ボンドなんです。

残念ながら24時間以上経過してしまった場合は，周りの皮膚ごと取り除く外科的処置をしてもらうことになります。皮膚にめり込んだマダニは数日から10日も刺さったままで吸血し続けるそうです。

気づいたらすぐ処置がマダニ対策の鉄則です。

なぜ？知らない間に刺されてるマダニ

マダニは麻酔をしながら刺している

マダニの唾液には麻酔のような物も含まれているので、刺されていることに気づかないことも多々あります。

蚊に刺されたって少し感触があるのに，マダニが思いっきり皮膚下にめり込んでいるのに気づかないと言うのは麻酔のせいなんですね。自然の知恵に驚嘆せずにはいられません。

マダニは皮膚の柔らかいところを狙ってくる

マダニは皮膚の柔らかいところを狙ってくるので，特に気づきにくいということもあります。手首や首の後ろ，二の腕や耳の裏などが要注意です！

私自身，過去にマダニに喰われた箇所は耳の前・耳の裏・首の後ろです。刺された感覚は全くなく，お風呂に入ろうとした時に手で触って「何かがくっついて取れない」ことに気づくといった感じです。

マダニ恐るべし！

【オススメ】山で役立つマダニ対策アイテム！【屋外】

虫除け

マダニは草むらや葉の裏に隠れています。気づかないうちに服や肌をよじ登ってきてしまうので、虫除けスプレーが必須です。

虫除けはイカリジンやディートの成分が含まれているものを選んでください。
髪の毛についたり、耳の裏についたりするのでできるだけ全身にかけるようにしましょう！

ピンセット

刺されてしまったマダニを自己除去するにはピンセットが必須です。除去するときのコツはできるだけ皮膚に近いギリギリをピンセットで挟み，ねじるようにして引っ張る！

オススメはマダニ用のピンセットです。普通のピンセットだと力が入りにくくて抜きづらいです。経験者はご存知かと思いますが，マダニの食いつき力はハンパないので力が伝わりやすい構造がベストです。

虫刺されの薬

マダニを抜いた後はしっかり虫刺されの薬を塗りましょう。抗ヒスタミン薬がオススメです。またはアブハチ用の虫刺されの薬は強いかゆみや腫れにもいいのでオススメですよ。

【オススメ】家に常備すべきマダニ対処アイテム！【屋内】

ワセリン

マダニを抜く前にワセリンを塗った方が絶対に良いです！マダニは皮膚に刺さったまま生きているので，生きたままのマダニを抜くのは非常にキモチワルイのです。

マダニの上にワセリンを厚めに塗り，30分ほどおくとマダニ様が窒息します。それから抜去作業に入るのがオススメです。

ライト

マダニを自己抜去する際には手元を照らすライトが必須です。もちろんスマホのライトでも可能ですが，片手にスマホ・片手にピンセットだと皮膚を押さえることができません。

引っ張っても抜けないマダニを抜くには皮膚を押さえながら抜く必要があります。
本気でヘッドライトが欲しいと思っています。デスクライトやペンライトでもいいと思います。

意外とマダニ予防に役立ったモノたち

キャンプ用のイス

山仕事の昼休憩の際に地べたに座るのをやめたら，ダニに刺されにくくなりました。地べたに座っているときにマダニがよじ登ってきていたのだと思います。

愛用しているのは折り畳みで軽量のキャンプ用のイスです。腰痛対策で買ったつもりがダニ対策にもなって驚き＆嬉しいです。

ヒバ油のお風呂

ヒバオイルをお風呂に数滴垂らして，ヒノキ風呂気分を楽しむのが自分の中で流行っています。

ヒバスプレーは正直，山の中では効かなかったのですがヒバ湯に入るようになって少し虫が来なくなったような？気がします。きっと肌にマダニ忌避効果が染み込んでいるのでしょう。

 

【まとめ】山のマダニ対策アイテム【2021夏】